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カラスの習性と生態を知ろう カラスの一日に密着!

カラスの習性と生態を知ろう カラスの一日に密着!

ゴミをあさり、時には人を襲うこともあるカラス。
人間に厄介者扱いされてしまう彼らは、
普段どのような日常を送っているのでしょう?
カラスの生態を知るべく、カラスの一日の行動を紹介していきます。

カラスの一日・毎日どんな風に過ごしている?

カラスはまだ日が昇りきらない早朝から活動します。夜明けより約30分前にねぐらを飛び立ち、採食しに出かけます。食べ物をあさって満腹になると、昼間は休息したり、遊んだり、水浴びをしたりして過ごします。

水浴びするカラス

夕方は、日没近くになるとねぐらにむけて移動します。直接ねぐらには入らず、付近で小規模な群れを作ったり離れたりを繰り返してから、 日没後にようやくねぐら入りして眠りにつきます。

カラスのねぐら・情報交換?それとも婚活?

ハシブトガラスもハシボソガラスも、夜間は人と距離をある程度保つことのできる森林で何羽も集まって夜を過ごし、眠ります。さらに秋から冬にかけては、個々の群れが集まり一ヶ所で夜を過ごすようになります。これを「集団ねぐら」と呼びます。
集団でねぐらを作るのは、体温調節しやすい、えさ場などの情報交換のため、外敵から身を守るつがいを見付ける機会を増やす、などの理由があります。
カラスのねぐらは、本来、大きな常緑樹などの暗い森林、例えば山の中腹の森や鎮守の森などに作られてきましたが、都会では、規模の大きな緑地の公園や神社などに集まります。
ねぐらは数十羽ほどの小さなものから、大規模なものだと10,000羽近くまでになるといわれています。数100~数1,000羽程度のものが最も多く、全体の7割程度とされています。
ただし、ねぐらに集まる数は季節によって変動があります。春から繁殖期にかけては、子育て中のつがいがねぐらではなく巣で夜を過ごすため、減る傾向があるようです。秋になるとその年に生まれた幼鳥が加わって数も増し、冬は最もカラスの数が多くなります。

カラスの食物・なんでも食べる食いしん坊?

ハシブトガラス、ハシボソガラスとも雑食性です。果実や穀類などの植物質の食物と、動物の死体などの動物質の食物、どちらも食べます。人に由来する食べ物だと、ゴミに混ざっている生ゴミ、人がやったパン、動物のエサなどを食べているようです。
カラスが生ゴミを食べていると言っても、それほど腐敗したものを食べているわけではなく、腐乱した動物の死体だと、カラスも食べません。とはいっても、細菌が多く付いた食べ物を食べていることは違いありません。

柿を食べるハシブトガラス

タヌキの死体を食べに来たハシブトガラス

カラスの行動範囲・食物を探して周回移動

都会のハシブトガラスは毎日どのくらいの距離を移動しているのでしょうか。最近の調査の結果から、なわばりをもたないハシブトガラスの若鳥だと、ねぐらから10km程度移動することが分かっています。朝ねぐらから飛び立つと、この行動圏の中をえさを探して巡回しながら移動していると考えられています。

カラスの寿命・鳥の中でも比較的長生き

一般に野鳥は、孵らない卵や巣立った直後に命を落とす雛が多いため、幼少時の死亡率が非常に高い動物です。カラスも最初の年を越えられれば、10~20年程度生きるのではないかと考えられています。しかし、野鳥の寿命を調べることは非常に難しく、実際にハシブトガラスで個体識別をして特定の個体を追って調べたデータが少ないので、はっきりした寿命はわかっていないということです。

カラスの一生・巣立ちから営巣まで

カラスはおもに3月~6月頃が繁殖期で、幼鳥は6~7月頃巣立ちます。8月~9月になると幼鳥は一人前になって親元を離れ、若鳥の群れに合流して集団で行動します。カラスのような大型の鳥は、繁殖ができる年齢になるまでに2~3年かかります。やがてつがいになる相手が見つかると、雌雄のペアでなわばりを構えます。なわばりとは、おもに繁殖の時期に、侵入者が入らないように防衛しつつ、その中で食べ物を採り、巣を作って子育てするためのテリトリーのこと。要するに家庭菜園付き一戸立て住宅のようなものです。範囲は巣を中心に半径20から100mといわれています。
ヒナの巣立ちが終わると、親鳥はふたたびつがいだけになったなわばりを守りながら、非繁殖期を過ごすのです。

野鳥であるカラスと共存していくために私たちができることは、
生態や習性を知り、カラスと一定の距離を保つようにすること。
ゴミの出し方に気を付ける、
巣を作られないようにするなど、
私たちの暮らし方も工夫する必要がありそうです。

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